夢の始まり
これはどこにでもいる普通の男が、哲学的に
セフレを作るお話。
〜始まり始まり〜
きっかけは10年前、、
僕は、高校を卒業するまで、童貞、彼女無し、デート無し、女の子と話すことすらできない、、。
ただ部活と男友達と日々を過ごす、どこにでもいる普通の高校生だった。
そんな僕に高3の秋、事件は起きた。
親友が、文化祭に彼女を連れてきた。
僕には恐ろしいほど、それはそれは美しくスタイル抜群の女神だった。
別にかっこいい訳でもなく、部活もしてない、身体はガリガリ色白、カラテカ矢部みたいな親友からは想像もできない彼女だった。
※ここから親友の事をカラテカとする
そして僕はふと思った。
「(カラテカ)死んでしまえ。」
そんな僕に彼女は言った。
「こんにちはゾウ君。」
僕はイッた。
※注)意味はご想像にお任せします。
そしてカラテカは彼女ときらめく文化祭へと歩き出した。
僕はハッと我にかえり、
その子と同じ空間など耐えきれるはずもなく、他の友達と文化祭を過ごした。
クラスで作った出し物も繁盛し、たくさん他校の女の子も見れた。
文化祭も終わり、この後は友達と打ち上げ。
お菓子に、テレビゲーム、これぞ人生。
女神の事もすっかり忘れていた僕は、心から充実感を得ていた。
これこそ青春。そう思っていた。
しかしこの直後、僕の平和な日々は一瞬にして破壊される。
カラテカが教室に戻ってきた。
うっすらと脳裏にあの絶望が浮かび上がってくる。、
しかし僕はクラスの鍵閉め係も務めたことがある男だ。クラスの平和は僕が守る。
僕はきぜんとして、話しかけた。
「よ、よぉ、楽しかったか?」
カラテカは答えた。
「ああ、○○棟(あまり使われていない校舎)の非常階段でセックスしてやったぜ。」
テポドンだった。
1mmも予想していない答えに足が震えた。
セック、す、、だと、、!?
いつか結婚する時にね〜
なんて思っていた夢の話は、目の前のカラテカが、今、学校で、女神と、シテいたのだ。
こんなに重い罪はない。、
イスラム教徒なら切り捨てられてもおかしくない。
なんて罪深きカラテカ。
自分1人であれほどの快感を得られるモノ、女の子と一緒なら、、
ちくしょう! 溺れたい、、!
、、あれ?
そうだ、
したいならすれば良い。
カラテカにもできる、、。
そして僕は一世一代の覚悟を決めた。
僕は、必ずセックスをする。